こんにちは(*^-^*)
井荻園園長 ゴトーです(^-^)
9月1日は防災の日。
大きな地震などの災害について考える
大切な日です。
井荻園では毎月 防災訓練を
様々な時間帯で実施していますが
9月3日は
保護者の方も一緒に考えていただき、
そして訓練していただく
引き渡し訓練を実施しました。
大地震を想定した際のお迎え、
災害伝言ダイヤルの練習等
ご協力、本当にありがとうございました。
井荻園では午睡明け、おやつの準備中
大きなホイッスルの音と共に
地震の発生が知らされました。
何度も何度も訓練を重ねている子どもたちは
先生に何も言われなくても
自然と自ら集まって頭を守ります。
ぱんだは先生に声を掛けられて
テーブルの下に頭を入れます。
子どもたちに訓練の予告は
一切していません。
もちろん驚いて泣く子もいました。
しかしおしゃべりしたりふざける子は
ひとりもいません。
普段の訓練と
先生たちの真剣な態度を
しっかり受け止めてくれている様子。
防災頭巾を先生から受け取り
とにかく頭を守り
揺れが治まるのをじっと待ちます。
ぺんぎんは離乳食初期の子が
食べているところでしたが
お部屋の中央に集まり
頭を守り点呼確認。
揺れが治まったので
中央のきりぞうのお部屋に
全員で集まりました。
おやつを食べますが
防災頭巾はすぐにかぶれるように
身のそばに備えています。
この間、先生たちは常に
子どもたちの点呼確認。
いつものような
楽しいおやつの雰囲気とは違います。
この日は防災食を食べます。
アルファ米といって水やお湯を
入れて待つだけでできる備蓄食。
ぞうはそれがどんなものなのか
しっかり目で見て
作り方を学びました。
そこで電気が消えました。
停電です。
まだ日中なので外の光が
ありますが薄暗いです。
お水が使えないことを想定し
いつものコップやお皿も使いません。
備品の紙コップ・紙皿で
アルファ米のおにぎり、クラッカー。
離乳食後期の子は
備蓄のお粥を食べます。
アルファ米、保護者の方に
ご試食いただきましたが
フリーズドライとは思えないほど
意外とおいしいです。
子どもたちは緊張しながらも
しっかりと食べました。
全体で見るとこんな感じでした。
薄暗く、とても静かです。
食べていても 先生が声をかけると
耳と目は先生の方にしっかり向けています。
そこで
また余震が来ました。
すると子どもたちは
自分で防災頭巾をかぶり
急いで机の下に。
ぺんぎんとぱんだは先生と。
「ぺんぎん子ども5名、職員3名全員います!」
そんな声が何度も響きます。
おやつを食べながらも
遊びながらも
大きな余震が2回訪れ
そのたびに緊張感が走り
この場ではどうしたらいいか、を
考えて訓練していました。
311の地震の日
井荻園はまだ開所準備中でした。
ゴトーは某新宿区の保育園にいて
お迎えの保護者の方が大混乱を
起こしていました。
ひとりの子に対して
パパが駆け付け、ママが来て
もうお迎えに来ている?どこに行ったの?
誰が来たの?何時に来たの?
連絡も取れず行き先も分からず。
それを教訓にし
井荻園では災害時「引き渡し確認書」の
記入をお願いしております。
どなたが、いつ、お迎えに来て
このあとどこへ行かれるのか
できるだけ明確にお伝えできるように。
お忙しい中 ご協力ありがとうございました。
「もしも」のときに
子どもたちを安全に守れるように
これからもしっかりと考え、
訓練を重ねていきたいと思います。
そしてもうひとつ。
井荻園ではお隣のはなまるホームさんと
災害時地域連携として
互いの施設で施設内にとどまって
いられない場合の協力体制を
整えました。
井荻園の子どもたちが
はなまるホームさんへ、
またははなまるホームの方々が井荻園へ。
その第一回目の合同訓練を
8月27日に行いました。
地震の合図、頭を守る。
おさない
かけない
しゃべらない
もどらない
緊急名簿を持って
子どもたちを集め
井荻園前の環八側で
不審火があった想定で。
先生たちは靴を全員分運び
非常口では混みあうので
室内でシートの上で靴を履きます。
(こんなとき、特に靴の記名がないと
大変困ります必ず記名をお願いします!)
全員 ゆめのこ広場に一旦集まって
はなまるホームさんへ。
いつものお散歩とは違って
みんなし~んとしています。
はなまるホームさんの1階廊下。
はなまるホームさんへは
何度かお邪魔していますが
今日は目的が違います。
きりぞうは奥のリビングで
待機させていただきました。
お互いの施設内でなにか困ったことが
あったらすぐに行き来できる距離。
協力しあっていく。
ただの「地域の高齢者さんとの交流」
ということだけでなく
職員の方とも連携を取りながら
災害時も協力していきましょう。
そんな感じです。
もちろん、協力体制を築くには
お互いの信頼関係が大切です。
合同訓練においても
子どもたちはかわいい笑顔を振りまいて
はなまるほーむさんの皆さんも
笑顔になっていただきました。
いつどんな状況で起こるかわからない
災害に備えて
職員たちももちろん
子どもたちも近隣の方とも
連携を取りながら考え、
行動できるようにしていきたいと
思っています。
今後、なにかのときに
お迎えに来られた際に
はなまるホームの高齢者の方が
井荻園に避難されているかも知れません。
また、その逆も。
地域力、とても頼りになります。
そして子どもたちができることたくさん!
保護者の皆様、今後とも
どうぞご理解、ご協力を
お願い致します(*^-^*)